ドラマの最後に一人喫茶店に残されたひより（志田未来）が見ていたの書類には金額が書いてありました。
それを見て泣いたのはなぜなのでしょうか？
ひよりが喫茶店で泣いたのはなぜ？
彼女が涙を流したのは今まで自分のずべてを賭けていた推しを自らの手で失うことになったからでしょう。
彼女は自分の夢を捨ててまで松宮を支えることを選んで全力で推し活を続けてきた人物です。
それなのに夫は他のファンと関係を持ってお金を稼いでいた。
こんなに悲しいことはないでしょうね。
彼女は夫とそのファンたちに復讐をしたのです。
でも心は晴れなかったのではないでしょうか？
興玉は最後にこう言いました。
「人生を賭けて誰かを推せる人は幸せです」「これから寂しくなりますね」
この言葉はひよりの心に響いたのでしょう。
それでは事件をおさらいしていきましょう
神隠しと言われた死体なき殺人事件
まず歌舞伎町のビルで大量の血液と女性の衣服、髪の毛、コンタクトなど身につけていたものが一緒に発見されました。
おびただしい血液は致死量を超えていたので血液の主はすでに死んでいると思われ捜査一課のヒルコ専従班と全決とのタッグを組むことになりました。
神隠し事件は８件起きていてそのうちの５件は行方不明になったのは上級国民と言われる富裕層や権力者だったのですが直近の３件は一般の女性でしかも第一発見者は地下アイドル崩れの松宮瑠偉という人物。
被害者は
相原樹里（２６歳）化粧品通販会社の社長
生駒雲母（32歳）看護師
駿河美鶴（25歳）ガールズバーの経営者
の3人は全て松宮と交際していたことがわかっていました。
彼には完璧な動画でのアリバイがあり、犯人ではないと判断されています。
松宮はネットで自分にはヒルコが見える、注意するようにと発信し登録者が800万人を超えるインフルエンサーとなっています。
そして3人が神隠しにあった現場の近くの防犯カメラには消えたり現れたりする正体不明の影が写っていて興玉はそれはシャドーマンではないかと予想します。
松宮は元地下アイドルでファンと関係を持っていた
松宮は元地下アイドルでグループが解散した後はファンミーディングやデートをしてファンからお金をもらっていました。
神隠しにあった3人は松宮がアイドルとして成功するために相当な額をみついていたらしいのです。
しかもファンには秘密に結婚もしていました。
それがひよりでした。彼女は自分も元アイドルで夫を支えるのに幸せを感じ引退し結婚も隠して周りにはスタッフとして彼の世話をしていたのでした。
彼女は夫がお金のためにファンと関係を持ったりデートをしているのも知っていました。
でも「自分が松宮を支えている自負がある「彼も自分を一番に考えてくれるので嫉妬もしない」とにこやかに興玉と小夢に話すのでした。
松宮本人はシャドーマンがヒルコと同一のものと思っていること。
ヒルコは自分に惚れ込んでいて近づいてくるファンを殺していること。
普段からサングラスをつけているのはかけるとヒルコがよく見える、デザインはひよりがして自分を守ってくれると話すのでした。
神隠しにあった3人のうち2人が発見される
河川敷で相原樹里と生駒雲母の死体が発見されます。
死因は頸動脈を切られての失血死でした。
しかし最後に神隠しの犠牲者の駿河美鶴は見つからないのでした。
そんな時ひよりと事務所の社長落合が緊急生会見をします。
松宮と関係の深い二人の遺体が発見されたこと、ヒルコを見かけたら逃げること
そして自分は松宮と結婚しており、彼を信じていること
自分のデザインしたサングラスをかけるとヒルコがよく見えること
を訴えます。
事件は解決へ
生配信を終えたひよりは一人自宅へ向かっています。それを映す防犯カメラにシャドーマンらしきものがひよりの後を追っているのが映し出されます。
公園を通りかかるとひよりは後ろから何者かに襲われ刺されそうになりますが、そこえ夫の松宮が現れ不審者の元へ駆け寄ります。
そしてその人物に「もういいんだ。二人で逃げよう」と手を引き立ち去ろうとしますが、そこへ危険を察知した興玉と小夢が現れるのでした。
事件は超常現象とは何の関わりもなかった
神隠し事件は松宮のコアな3人のファンと松宮による神隠しを真似た狂言でした。
彼を武道館に立たせるためにヒルコ動画でバスったのを機に自分たちが被害者になったふりをしてもっと彼を注目させようという魂胆だったのです。
計画は成功したように思えましたがガールズバー経営の駿河美鶴だけは違っていました。
松宮を独り占めするために他の二人を河原に呼び出し殺していたのです。
嫉妬に狂った美鶴は松宮の妻の存在を許すことができずにひよりを殺しにやってきたのです。
松宮は美鶴以外の二人と連絡が取れなくなり心配していたところに遺体が見つかって美鶴が犯人ではないかと気づき妻のひよりも危ないと現場にやってきたのでした。
犯行を仕向けたのはひよりだった
ひよりは心身ともに全てをかけて推してきた夫に裏切られ、3人の親密なファンに対する復讐をしたのです。
つまりは今回の３人の神隠し殺人はひよりがそそのかしてファンと夫瑠偉を破滅させることが目的でした。
それを興玉に指摘されてもひよりは「自分はアイデアを出しただけで彼女たちが勝手にしたこと」と表情を変えずに話しました。
もちろん彼女が罪に問われることはありません。
憎むべき夫のファンたちは破滅し、夫も逮捕された。大金も手に入れた。
彼女が涙を流したのは今まで自分のずべてを賭けていた推しを失って心に穴が空いたように思えたからなのでしょう。
ひよりが見ていたのは支払い明細書
書類にはこう書かれていました。
以下の通りお支払い申し上げます。
合計金額¥33,000,000(三千三百万円)
支払い予定日：10月31日
発注サングラスunisexv purple ３００本 単価10,000
となっています。
このお金はいったい何？
これは夫の松田瑠偉がシャドーマンが見えると発信しバズった後に「かけているとシャドーマンが見える」と言ってかけていたサングラスです。
確か妻のひよりがデザインして売り出したものでした。
それを信じた人たちが購入した代金ですね。
一つ一万円（税抜）ですのでぼったくりとも言い難い商品ですねw
まとめ
最後にひよりが泣いたのは「大切な推しを失ったから」だと思います。
いくら大金を手にしても人は幸せになれないということだったのではないでしょうか？
興玉は最後にこう言いました。
「人生を賭けて誰かを推せる人は幸せです」「これから寂しくなりますね」
この言葉はひよりの心に響いたのではないでしょうか？
