4話放送の人形屋敷の殺人事件、解決はまさかの来週5話でしたね。
今まではゆる〜い事件だったのお話も一気に横溝正史風味になってミステリー色が増しました。
品子は双子だったのでしょうか?
そして犯人は一体誰だったのか?原作のネタバレを紹介します。
嘘解きレトリック人形屋敷事件の犯人を原作ネタバレ!?
彼女たちはイネを殺した犯人ではありませんでした。
ただ風習を守るためだけに行動していただけで犯罪に巻き込まれてしまったのです。
イネを殺したのはイネの兄です。ドラマでも何度かリヤカーを引いた姿で現れていますね。
イネは兄の指示で綾尾家の離れの合鍵を作り、品子の人形を盗み出して兄に渡していたのです。
どころが自分の入れた殺鼠剤で品子の人形(本当は品子)を殺してしまったと思ったイネは怖くなって「盗み出した人形を売ったりしたら自分たちは死んでしまう!」と兄に訴えたのです。
そんなことにお構いなしの兄は妹を「自分が死ね」と崖から突き落としたのでした。
それを崖のうえの祠に潜んでいた品子に目撃されてしまっています。
品子はそれをいうと自分たちが三つ子であることがバレてしまうので誰にも言いませんでした。
釣りをしていた久保が崖の上で見たのは品子だったのです。
嘘解きレトリック人形殺人事件の結末の原作ネタバレ!
品子に本当のことを言わせたのは鹿乃子の言葉でした。
頑なに「もう一人の品子なんていない」という言葉に
「いないなんて嘘」「昨日のあなたもちゃんといるのに」
鹿乃子がそういうと品子はポロリと涙を流しました。
品子は今まで自分の存在を隠すように生きてきました。母親ですら自分たちを一人だと思うようになって自分たちの存在はなんなのか?と不安を感じていたのです。そんな自分を「いる」と認めてもらって嬉しかったのでしょうのですね。
そこへ左右馬が怪我をした品子を運んできます。
品子は「品子を助けて!」と初めて嘘ではない心の声を発するのでした。
人から否定されていた辛い経験のある鹿乃子の言葉が品子に響いたのでしょう。
大怪我をした品子は手当が間に合い命を取り留めました。
そして事情が事情なだけに大した罪には問われず、新しい名前をつけ好きな髪型にして自分らしく生きていくことにしました。
ことの顛末を記事にすることを告げる雅に驚く鹿乃子でしたが、品子たちが今までの自分をいなかったことにしたくないと自ら雑誌に載せてくれと頼んだのでした。
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嘘解きレトリックまた深まった鹿乃子の左右馬への信頼
今回の事件で左右馬は早々にことの真相に気づいていながら鹿乃子に黙っていました。
左右馬は「その嘘を暴いて(死んだのは人形でなく品子と言うことを)イネさんが人を殺したと暴いても仕方ないことでしょ。」と軽く言いました。つまり嘘を暴くことだけが正しいことではない、と左右馬は思っていたのです。
品子が嘘ついたのは皆に知られたくない後ろ暗いことがあったわけで品子に肩入れしている自分にそれを知らせて傷つけたくないと左右馬が思っていてくれたことに鹿乃子は気づきます。
ますます自分が左右馬と一緒にいることで救われているのを自覚し、左右馬のためにできることはなんでもしようと思う鹿乃子なのでした。
嘘解きレトリック品子は双子ではなかった!
事件のあらましは下記のリンクで確認しください
【嘘解きレトリック】北乃きいのイメージが原作の雅と違う?誰なら良かった?
4話を見てすでに品子は双子なのではないか?と想像している人も多いかと思います。
原作のネタバレ結論から言うと
品子は双子ではなく三つ子だった!
3人の品子は下記の通り
1.イネが入れた殺鼠剤を食べて亡くなった品子
2.左右馬たちが尋ねてきた日に対応し怪我をしてしまった品子
3.最後に左右馬たちと接した品子
3人は三つ子であることを隠して綾尾家でひっそりと暮らしていたのです。
びっくりな展開ですね。
学校はどうしていたのかが気になります。家庭教師を雇ったらでも秘密がバレてしまいそうですしね。
左右馬が早々に三つ子であると気づいた理由
それは最初に会った品子の嘘でした。
鹿乃子が「双子だったりします?」と聞いた時品子は「したりしない」と答えています。
鹿乃子にはそれは嘘には聞こえませんでした。
それもそのはず、双子ではなく三つ子だっから。双子ではないは本当だったので鹿乃子は嘘ではないと思ったのです。
左右馬はそれに気づいていました。
また品子は自分ことを「わたし」と呼び、他の品子を含めたことを話す時には「品子」と無意識に使い分けていたことにも左右馬は気づいていたのです。
人形の奇妙な風習を聞いた時にすでに品子が複数いるとわかっていたんですね。
なぜ品子は三つ子であることを隠していた?
三つ子は全て品子と名付けられ3人で一人としての生活をしていました。なぜ三つ子であることを隠していたのでしょうか?
4話で左右馬たちと接した品子はこの暮らしのことを「ただ、両親が自分が無事に育つため」と言い聞かされてきまことを話しました。
両親が海難事故で亡くなってからはどうしたらいいかわからず「両親に言われた生活をただ守ってきただけ」なのです。
では品子の両親はなぜそのように品子たちを育てたのでしょうか?
母親も双子だった
事件解決後真相を取材していた雅が左右馬と鹿乃子に報告にきます。
品子の母親綾尾夫人も双子だったことがわかりました。
しかし姉妹のどちらかを親戚に養子に出されることに。それに抵抗した綾尾夫人の母(品子の祖母)はその子を奪われまいと抵抗し双子の姉と一緒に階段から落ちて亡くなってしまっていたのです。
ちなみに昔は双子などは畜生腹と言って忌み嫌われることがありました。
そのためどちらかが養子に出されることが多かったのです。
品子の母は幼い時の辛い体験がトラウマとなってしまいました。
そして自分の子供が三つ子だと知って「隠さなければ子供を奪われて殺されてしまう」と思ってしまったのです。
そんな妻の精神を心配して親族から離れた現在の屋敷に住み、遠方から産婆を呼んで密かに子供を出産させました。
それからも母親の不安は続いたので夫の綾尾は品子供は一人だと周りに思い込ませるため、奇妙な人形の風習を作り出しました。
綾尾氏が作り出した風習とは
等身大の人形と一緒に暮らす
品子が複数目撃されても人形だったと誤魔化すため
食事も同じものを用意する
3人が食事を取れるように
人形にも同じ着物を用意させる
2枚の着物を3人で着回せるように
食事は離れでとる
食事や着替えを見られないため
隠し扉や祠に続くトンネルを造った
何かあった時の避難のため
女中や使用人は短期間で入れ替えた
秘密がバレないように
品子に振袖を着せて日本人形のような髪型にさせていた
微妙な顔の違いを誤魔化すため。
どれも奇妙ですが3人の品子を一人だと思われるトリックだったのです。
翌朝品子が怪我をしていた理由は?
左右馬たちと会って話をした品子は3人が自分を怖がったり偏見の目で見なかったりしたことを嬉しいと感じました。
そしてもう一人の品子に自分たちが複数いるとこと告白しようと提案します。
けれども左右馬たちと話をしていない品子は懐疑的でそれには納得しませんでした。
二人は口論になりもう一人の品子がお膳を投げつけると品子は大怪我をしてしまったのです。
しかしもう一人の品子は怪我をした品子を隠しまた人形を倒しておいたのでした。
鹿乃子たちが翌朝会った品子は昨夜の品子とは様子が違っていました。
警戒心が強く顔つきも、きつめに見えて思わず「本当に品子さんなの?」と雅が聞いてしまったほど。
この日の品子は本当のことは何一つ言いません。
「わたしの他に品子はいない」
「隠し部屋なんてない」
「この血は偽物の血」
「怪我をしたのは人形が倒れてきたから」
どれも嘘だとわかっているのに嘘を立証できる決定的な証拠がない。
鹿乃子は焦ります。
その間に左右馬はあると思っていた隠し部屋を探していました。
そして見つけたのは隠し部屋と祠に続く通路と怪我をした品子でした。嘘解きレトリック人形屋敷殺人事件感想
今回はいい嘘、悪い嘘にまつわるお話でした。
品子が自分を三つ子だと言うことを正直に言っていてればイネが品子を殺したことはもっと最初にわかっていたことでした。でもそれをいうとイネが品子を殺してしまったことがあきらかになってしまう。
また品子の父が妻のために娘たちを一人と偽っていたのは妻に対する優しさからくるものでしたが、3人の娘を不幸にすることになってしいました。
優しさから出た嘘でも見方や他の立場から見れば悪い嘘だったりしますよね。
嘘に出会った時自分の正しいと思うようにすると言う左右馬の言葉。
人は自分の信じたいものを信じようとするものですよね。その気持ちは正しくないのかもしれないけれど本当の事だけが正解ではないと思います。
左右馬の考え方は素敵だと思います。
それにしても食事は3人で二人分。で、人形の分が丸っと食べられているわけではなくてネズミが食べたと思うほどの量しか食べられていなかったなんて、足りていたのかな?と変な心配をしてしまいました。
とても不便な生活だったでしょうなぁと思ってしまいました。
お風呂は毎日交代で入るとして3日に一度になっちゃうね。
とても不便な生活だったでしょうなぁ
嘘解きレトリック人形屋敷殺人事件まとめ
いつもハートフルであんまり本格的なミステリーって感じのストーリーではないのに今回は旧家、日本人形とめっちゃ横溝正史風でしたね。
たまにはこんなストーリーもいいかもしれません。
でもよく見ると事件より三つ子の謎解きが中心でしたね。品子たちは被害者で加害者ではなかったわけですからね。
いつもの左右馬と鹿乃子のほっこりに強めの雅姉さんが加わってピリッといいスパイスになりました。