8話でとうとうリナがと進平が入籍をしていなかったことがバレてしまいました。
きっかけは誠の病気でしたが、下がイチゴのようにぶつぶつになる病気って一体なんだったのでしょうか?
この記事では
誠の病気は一体何だったのか?
鉄平は誠を荒木誠として戸籍を得るために何をしたのか?
についてまとめています。
海に眠るダイヤモンド誠の病気は川崎病?
誠の症状は風邪のような症状で舌がいちごのようになっている、というものでしたね。
いちご舌と言われる症状で、舌にいちごの表面のようなぶつぶつができて腫れてしまっっているということですね。
この症状から見ると溶連菌感染症や川崎病が疑われます。
溶連菌感染症は昔はしょう紅熱と呼ばれていた病気でで子供が多くかかると言われています。
溶血性連鎖球菌という細菌に感染すると発症します。
咳などの飛沫で感染するので保育所や学校の通学は禁止となります。この感染症は適切な治療を受ければそう長く症状の出る病気ではありません。
誠は川崎病かも?
誠の場合は長崎の病院に度々通っていること、長期間の治療をしていることから川崎病なのではないか?と思われます。
川崎病が発見されたのは1967年(昭和42年)です。症状は溶連菌感染症とよく似ていますが自然に治ることはありません。そして原因もいまだによくわかっていません。
端島の病院では「見たことのない症状」長崎の市民病院では様子を見るために入院となります。
一方溶連菌感染症は昔はしょう紅熱と言われていて明治時代には法定伝染病に指定されていましたが一般の医者でもすでに存在は知られていた伝染病です。
病院の対応から判断すると川崎病だったのではないでしょうか?
症状は溶連菌感染症によく似ていますが、重篤になる可能性が高く後遺症が起こる可能性もあるので経過観察する必要があります。
川崎病は原因はよくわかってないものの治療のできる病気です。
端島は本当に医療費が無料だったのか?
誠が島で原因がわからない病気になったため長崎の病院に行かなくてはならなくなったリナですが、保険証が必要となってしまいます。
鉄平が端島は医療費が無料と説明していますね。
なんと羨ましい…
無料だったかどうか調べましたが、医療についての記述は見つかりませんでした。
医療費は安かったのだろうと思いますが保険証がいらないとかほぼ無法地帯のような気がしないでもないですけどね。
昭和46年までは社員は三菱工業健康保険という独自の保険に入っていました。その後経営が厳しくなったために政府管掌健康保険(国(社会保険庁)が保険者として運営していた保険)に切り替えています。
三菱工業健康保険が運営されていたのは端島は景気が良かった時なので三菱工業が保険料をかなり負担してくれていたのかもしれません。
細いことはフィクションとして深く掘らない方が楽しめるにゃ
海に眠るダイヤモンド鉄平は誠を荒木姓にするためにリナと入籍した?
リナと結婚するときに進平が、前妻の戸籍はそのままであることをリナに話しています。
そしてリナが戸籍をとりに行けないことから二人は未入籍のまま内縁関係として過ごしていましたが、もちろん周りにそのことは隠していました。
つまり二人は結婚していないんです。
結婚していなくてもリナは出生届を出すことができます。でもリナは戸籍を取りに行けない。
郵送とかでの対応ができる思うんだけど、
昭和30年代は郵送できなかったのかな?
そもそも結婚で住所を変更したら
ヤクザに居処を知られてしまうからできなかったんだろうにゃ?
当然リナの戸籍の証明(戸籍謄本)がないと誠の出生届も出しようがないわけです。
誠が小学校に上がる前までに何とかすると言っていた進平ですが、どうするつもりだったんでしょう。
まさかのノープラン?
生まれも育ちも端島でずっと特殊な環境にいたから
感覚がずれていたのかもしないにゃ
どうやって誠を荒木姓にした???
誠は荒木誠として戸籍に登録されました。
鉄平はリナと誠に荒木姓を名乗らせてあげたかったのだと思います。
いくつか方法はあったかと思うのでその方法を予想してみました。
予想1:鉄平とリナで婚姻届を出す
リナが本当の戸籍を郵送で送ってもらう→リナと鉄平婚姻届提出
誠出生届提出→誠が荒木籍に入る→数ヶ月してから離婚
こんな感じの流れで行うつもりだったのではないでしょうか?
ちなみに出生届は子供が生まれてから2週間以内にしなくてはなりません。
正当な理由がなくそれを過ぎると罰金を支払わなければならないようです。
誠の出産は荒木リナという偽名を使ってしていたのでしょうが、端島の医者に新たに出生届に必要な書類を書いて貰えば可能かと。
婚姻届の本籍を全く違う住所にすればリナの居場所はバレないのではないでしょうか?
ただ婚姻届には昭和40年代でも証人が2人必要です。これ賢将と百合子に頼むのでしょうね。
昔は他人でも印鑑があれば住民票や戸籍を取れたんですよね。今から考えると怖い話です。
予想2:鉄平が養子縁組をして誠を息子とする
リナとは婚姻届は出さない
養子縁組の場合は養子の法定代理人(つまりリナ)が、養子本人に代わって養子縁組の合意をする必要があるためやはり身分証明が必要となります。
なので難しいかと。
もちろんリナが戸籍を取り寄せることができれば問題なくできるのではないでしょうか。
ただ鉄平としては家族として誠やリナを守りたいのに誠だけ養子縁組というのはないと思います。
予想3:進平の元妻えいこの戸籍を使って誠の出生届を出す。
進平がわざわざ英子の籍がそのままと言っていたことから伏線としてはあるかと思います。
でもいくら昭和の出来事とはいえ行政がそこまでズボラな管理はしていないと思います。
どう考えても1が一番現実味があると思っています。
鉄平とリナが島をこっそり抜け出した理由は?
鉄平とリナが島をこっそり抜け出すのはどう考えても追手が端島に来たから意外考えられられません。
誠のためにリナもこうなることを覚悟して戸籍を動かしたのでしょう。
二人が船で脱出したのは人目につかないようにするためが一番の理由ですね。
フェリーに乗ったらほぼ全員が島の住人だから気づかれてしまいます。
鉄平はその日朝子に話があると呼び出していたのに来ていません。
事情を説明する手紙もなかったことから相当慌てて島を後にしたと思われます。
結婚の証人となった賢将と百合子は事情を知っていた。なんてことがあるかも。
そしてまた墓場まで持っていく秘密を持ってしまったのかもしれません。
【海に眠るダイヤモンド】誠の病気は川崎病?鉄平は誠を荒木姓にするためにリナと入籍した?まとめ
誠の病気は川崎病の可能性が高いと思いました。でもお話はフィクションですから海に眠るダイヤモンドだけにある病気なのかもしれません。
鉄平は進平の残した家族に荒木姓を名乗らせるためにリナと入籍をしたと想像しています。ただそれを行うには色々と手間はかかったのたと思います。