ドラマ【アポロの歌】のシグマ編がついに本格的に動き出しました!
原作では、昭吾がシグマ王の支配する世界へ飛ばされ、合成人と人間の対立の中で激動の運命をたどります。
愛を知らないシグマ王と愛を拒絶する昭吾の関係は、衝撃的な展開へ…。
原作の結末をネタバレしつつ、ドラマではどのように描かれるのか、今後の展開を考察していきます!
- 原作【シグマ王編】のあらすじと結末
- 昭吾とシグマ王の関係の変化
- ドラマ版ではどうなるのか予想
ドラマイズムアポロの歌シグマ編原作結末はどうなる?
愛の女神の予言通りに愛し合った二人は死んでしまいます。
原作とドラマとの背景の違い
原作では昭吾は夢の中で何度も生まれ変わり愛を体験し最後には必ずどちらかが死ぬ、そして夢から覚め現実の世界に戻るという体験を繰り返していきます。
夢は他の国だったり、時間も場所も毎回違いますが、必ずひろみと出会い愛の深さ、切なさ、素晴らしさを体験します。そしてドラマと同じく二人はどちらかの死か両方の死によって引き裂かれてしまいます。
戻ってくるのは愛を嫌い罪を犯した昭吾の人格を矯正するための精神病院です。
原作のシグマ王編の結末
シグマ編は感情を持たない合成人の王であったはずのシグマが最初は愛を知るための道具として昭吾と接します。
けれども抱き合ったりキスをしたりと接するうちに次第に恋心が芽生てきます。
昭吾にはそれは愛の押し売りと感じ心を閉じてしまいます。
愛を拒絶し続ける昭吾にシグマは何度殺されても愛し続けその強い想いが次第に昭吾の硬く冷たくなった愛を甦らせることに…。
昭吾が明らかに自分がシグマを愛していると気づいたのは彼女が醜い王なるとわかった時。
シグマ王は醜いただの女になりましたが、それでも昭吾の愛は変わりませんでした。
けれども人間と合成人との恋愛を周りが許すことはありませんでした。
シグマは死とと再生を繰り返していましたが人間として死を選んでしまいました。
シグマ王は昭吾を失い失望し、「未来」を捨て自ら合成人の世界を壊すのでした。
【ドラマイズムアポロの歌】シグマ編原作ネタバレ!あらすじ
物語は第3世代に入リマした。シグマ王の統治するパラレルワールドへ昭吾は飛ばされます。
この合成人の世界は原作でも描かれています。ep4の流れは原作とはほぼ同じ。
eo5に向けての原作のネタバレをしていきます。
世界は2種類の種族に分かれていた
昭吾が新たな世界で気付いたときはこの世界は人間と合成人に2分化されていました。
合成人とは
- 元々は人間が作り出したもの
- 顔がよく体も完璧
- 今では人間より数が多い
- 人間を蔑んでいる
- 生殖器がない
- 体の一部があれば再生できる
- 元の体の記憶が引き継がれる
- 食事もしないし排泄もしない
東京はすでにシグマ王と合成人たちに牛耳られていたのです。人間たちは蔑まれ街の片隅に追いやられていました。
昭吾は世界を人間に取り戻すレジスタンスの一員に!
新しい世界では昭吾の今までの記憶はなくなっていました。
ひろみそっくりのシグマ王の写真を見ても「見たことがあるような」と思う程度です。
レジスタンスでの彼の仕事はシグマ王の奴隷になりシグマ王を殺すことです。
爆弾を歯の中に仕込んでいざという時には爆発させる命令を受けます。
何度も同じように記憶をなくすことに慣れてしまったのか半ばヤケクソで昭吾はその使命を受け入れることに。
廃墟となった東京の街
昭吾は街を彷徨い合成人の少女ミナと出会います。
「人間は嫌いじゃないの」とミナは東京の街を案内してくれると言い出します。
ミナが昭吾に見せたのは化学公害によって廃墟となった東京の街でした。街中には数えきれない墓石が並んでいました。っそれは全て人間のもの。
人間は光化学スモッグや排気ガス、その他に空気汚染で新たに毒化した大気によって3ほどで死に絶え、ごく少数が生き残ったのだと説明します。
ミナは護身のため銃を携帯していました。
「危ないから」と銃を取り上げようとして昭吾はミナに撃たれてしまいます。
原作ネタバレ!宮殿でシグマ王と対面!
昭吾が目が覚ました時にはすでに宮殿の中のラボで治療を受けた後でした。
けれどもそれは親切心ではなくある役割を昭吾にさせることが前提の治療でした。
昭吾はシグマ王の宮殿に搬送されシグマ王と対面する事に。
シグマ王の前にはもう一人康子という昭吾と歳の近い女性も一緒でした。
シグマ王は目の前で二人に子供を作る行為をしなさいと命令したのです。
囚われた昭吾と康子の運命は?
二人はキスをしてその場をやり過ごそうとしますが、シグマ王にはその程度の知識はあり誤魔化されはしませんでした。
何度命令されても行為をすることを拒絶する二人にシグマ王は何度も電流を流します。
康子は強すぎる電流に耐えきれず死んでしまいました。
シグマ王はなんと自分が昭吾と愛を体験しようとし考えました。
愛を知りたがる合成人の王の謎
合成人間は細胞から作られるので親はいません。
なので愛情という感覚がないのです。
子供を作る行為を見て「愛」を知りたい。それがシグマ王の望みでした。
命令に従うと見せかけて昭吾は歯に仕込んでおいた爆薬を枕の下にセットします。
タイマー付きのそれは正確に時を刻んでいきますが、自分がそこから逃げ出すときに何故かシグマ王を連れ出して助けてしまうのでした。
たった一回の暗殺のチャンスを逃してしまった昭吾は自分の愚かさに笑い出してしまいます。

ドラマのep4はここまでだったよね

そうだね。過激な性表現は避けてだいぶマイルドになっているよね。
シグマ王に乳首がない?のを昭吾の瞳の中に映る姿で表現するのがすごい!
シグマ編原作ネタバレ!シグマ王と昭吾は逃避行へ
シグマ王は暗殺を企てた昭吾を許し秘書に取り上げようとしますが、この国の宰相は昭吾を許さず殺してしまいます。
宰相の手により殺されてしまった昭吾はシグマ王の命令で再生され生き返ります。
そして王の発案で二人は箱根の山荘に逃げ込みます。
シグマ王はまだ「愛」を諦めていませんでした。
昭吾とベッドに入った時に今までに感じたことのない「高揚感」を感じたのです。
それは恋心に似たものでした。
けれども強制的に愛を求められても昭吾の心は動きません。そのうちそれは嫌悪となって昭吾はシグマ王を殺してマグマに落として再生できないように体を消滅させてしまいます。。
シグマ王は再生されて何度も昭吾の前に現れる
全てを消滅させたのにシグマ王は元々残してあった細胞から新しい体になって戻ってきます。
挙げ句の果てには手術をして完璧な女性の体になって現れ昭吾に愛を求めます。
昭吾はそのしつこさに呆れて果ててシグマ王を殺すのを飽めてしまいます。
昭吾はシグマ王に愛がどんなものかを語って聞かせるのでした。

自分は愛を知らず、愛を憎んでいたのにね。
昭吾は覚えていないけど何度もひろみとの愛を経験して変わってきているのかも
ついに追手が!シグマ王は制裁を受けることに?
宰相たちの追っ手が山荘に迫ります。
手術によって人間と同じ見た目になったシグマ王はその罰で首から上を醜い女の顔に挿げ替えらてしまいます。
そして王の資格を奪われてしまうのでした。
その時、昭吾はやっと彼女を愛していたことに気づきます。
どんなに醜い姿になっても彼女を愛している昭吾の心は変わりませんでした。
シグマ編原作ネタバレ!レジスタンスのアジトへ帰る昭吾
醜くなってしまったシグマ王をアジトに連れ帰った昭吾は彼女が元シグマ王だったことを仲間に話します。合成人たちに仲間を沢山殺されてきたレジスタンスの仲間たちは合成人の王であったシグマを許しませんでした。
もとシグマ王はレジスタンスの手で殺されてしまいます。
一方新しく再生されたシグマ王の心は昭吾を愛したままでした。(残してあった細胞が昭吾のことを好きな時のものだったため)
以前昭吾の細胞で作っておいたクローンを秘書にして行動していましたが、所詮合成人間、どんなにシグマ王が愛の話をしても合成人の昭吾にはそれを理解できません。
シグマ王はずっと昭吾が戻ってきてくれることを待っていたのでう。
ついにレジスタンスたちは王の宮殿へ攻撃を仕掛ける!
昭吾はシグマ王に会いたいがために宮殿への道案内として攻撃に参加し、とうとうシグマ王に会うことができました。
けれども王はレジスタンスに殺されていまします。
しかし宰相はこういう時のために数十体の王のクローンを用意していたのです。
再生されたシグマ王は昭吾を愛しまた出会えたことを喜びますが、次々に昭吾の目の前で殺されていってしまいます。ついに用意しいたクローンが一体もいなくなり、
ただ一人生き残ったシグマ王の目の前で昭吾は撃たれてしまいます。
シグマ王の決断
王は昭吾の細胞でクローンを作ろうと提案しますが昭吾は最後まで人間でいたいと望みます。
そして「人間を違法しないでくれ」と頼んで息絶えたのでした。
シグマ王は「約束は守るわ」「だってもう私もいなくなるもの」と言い宮殿の爆破装置のスイッチを押すのでした。
ー私たちの原子はどこかの高い空で一つになるのよー
アポロの歌ep5シグマ編はどうなるのか今後の展開予想
原作は合成人(クローン)との戦闘や壊滅してしまった東京などと壮大に描かれるのですが、多分ドラマではそこまで壮大には描かれないと思っています。
そしてドラマは全7話ということがインタビューで語られているのであと3話。ここでじっくりシグマ王編をやるのか次の話をやるのかでもストーリーはわかってきそうですが、結末はシグマの自爆だと思います。
愛を知らないシグマ王と、愛を拒絶する昭吾―結末は?
ep4では宰相(ふかわりょう)が出てきて「命を助ける代わりに昭吾に死ぬまで王に事えろ」と助ける代わりの条件を出しています。
昭吾は暗殺という使命があるためその条件を飲み秘書としてシグマと暮らすことに。
何度殺してシグマ王は再生され戻ってきてしまいます。
その間にも何度も「愛の行為」と求めるシグマは「人間じゃないと愛せない」と昭吾に言われ自分の体を人間の女性とにする手術を受けてしまいます。
そんなシグマに次第に惹かれていく昭吾。
それが宰相にバレ王としてのふさわしくないと地位を失ってしまうシグマ。
シグマが昭吾と逃亡しても宮殿では新しいシグマが再生されついにレジスタンスとの戦いが…
結末は原作と同じようにシグマが宮殿と共に自爆すると予想します。

シグマの部屋にアポロとダフネの置物があって触ると爆発するってシグマ王が言っていたよね。
あれが伏線となるんだね
アポロの歌手塚治虫の言いたかったことが詰まった哲学的な作品
シグマ王編は未来版ロミオをジュリエット?
未来版ロミオをジュリエットというような話ですが手塚治虫の絵が可愛いのであまり悲劇感なく読めてしまいます。
現代の漫画に比べるとSF部分の設定はかなりざっくりしている印象です。愛の物語も色々急展開で自分はついていけませんでした。
ただ、死んでも死んでも恋心を持ったシグマが再生して昭吾の元を訪れるのは自然に反しているという恐怖を感じます。
永遠じゃないから愛おしいもの
クローンの肉体が持つ永遠は、人間には必要ないものなのでしょう。人の命も愛も永遠でないから一瞬が切なく美しい。そういうものなのではないのでしょうか?だから昭吾は目の前にいるシグマを愛していると自覚しながらクローンになり一緒に永遠を生きることを拒絶して死んでいく。
昭吾は人間としての死を選ぶのです。
手塚治虫も探していた答えとは?
生まれ、愛し、そして死んでいく。それは永遠に繰り返される人間のテーマなのだと手塚治虫は描きたかったのだと感じました。もしかしたら手塚治虫も昭吾と同じように「愛の答え」を探していたのかもしれません。
人間が滅びる未来、合成人(クローン)と人間との対立、合成人と人間の恋、そして愛するということは?と手塚治虫の表現したいことが詰まっている作品だと思います。
【ドラマアポロの歌】シグマ王編原作あらすじと結末ネタバレ!ドラマはどうなる?まとめ
昭吾はシグマ王の支配する世界へ飛ばされ、合成人と人間の対立に巻き込まれていきます。
愛を知らないシグマ王と、愛を拒絶する昭吾―
―二人の関係が次第に変化していく様子が物語の大きな見どころです。
原作では昭吾は死にシグマ王は自爆という悲しい結末を迎えますが、ドラマ版ではどのように描かれるのか、原作からの改変があるのかにも注目が集まります。