べらぼう1話を視聴しました。
吉原は野外セットのようでしたが、後ろの方はCGでしたね。
1話では田沼意次のお屋敷があまりに豪邸だったのでどこなのか調べました。
他、1話のロケ地のアクセスなどロケ地の完全ガイドです。
べらぼう1話ロケ地田沼屋敷の外観と前の間
光明寺釈迦堂
田沼邸の外観と訪れた重三郎が通された最初の部屋と廊下は時光明寺の釈迦堂で撮影されました。
勅使門から入って庭の前にあります。
光明寺の歴史
1198年(建久9年)、法然上人の弟子である熊谷蓮生法師(熊谷次郎直実)が京都府長岡京市の粟生広谷に御堂を建立したのが光明寺の始まりです。
法然上人を開山一世と仰ぎ、寺号「念仏三昧院」を頂きました。
1227年(安貞元年)、法然上人の遺骨を守るため、弟子たちが石棺を太秦から念仏三昧院へ移し荼毘に付しました。
その際、石棺から放たれた光明が寺を照らす奇瑞が起こり、四条天皇より「光明寺」の勅額を賜りました。
以来、法然上人の遺廟がある聖地として信仰を集めています。
秋には見逃せない!もみじ山道の紅葉のトンネル
光明寺の見どころは、総門から表参道「女人坂」のなだらかな石段を登った先にある御影堂や、薬医門を中心とした紅葉のトンネル「もみじ参道」です。
約200mの間に250本程の紅葉がトンネルを作ります。
さらに、参道に敷き詰められた鮮やかな敷きもみじも一層の趣を添えています。
紅葉の季節には拝観が有料になります。
2024年は令和6年11月16日(土)~12月8日(日)でした。
紅葉の季節だけでなく生い茂った緑のトンネルは爽やかで美しいです。
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◆拝観料(紅葉の時期のみ)
大人 1000円
中高生 500円
団体(20名以上)800円
◆参拝時間:午前9時 ~ 午後4時
◆住所:〒617-0811 京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
◆アクセス:
JR「長岡京」駅下車 西出口バス停阪急バス(6・7・20・22)
「旭が丘ホーム前」下車
阪急「長岡天神」駅下車 阪急バス(6・7・20・22)
「旭が丘ホーム前」下車
◆webサイト:http://www.komyo-ji.or.jp/
べらぼう1話ロケ地田沼屋敷の門
随心院薬医門(ずいしんいん やくいもん)
こちらは京都市山科区随心院の薬医門です。
さすが栄華を極めた田沼意次のお屋敷玄関も立派でした。
薬医門は高貴な方が来られた時にしか開かない門だったとされています。
真言宗善通寺派の大本山であり、弘法大師の弟子で8代目にあたる仁海僧正が一条天皇の命により正暦二年(西暦991年)、建立されました。
随心院の歴史
221年の「承久の乱」と、1467年に始まった「応仁の乱」という二度の兵乱により、建物は火災で全て焼失してしまいました。その後、1599年に九条家第24代当主の増孝によって再建され、現在に至っています。
小野小町ゆかりのお寺
また随心院は平安時代の歌人小野小町ゆかりのお寺としても有名です。
随心院には小野小町にまつわる数々の遺跡が残されています。
境内の本堂裏には、小町が受け取った手紙千通が埋められていると伝わる「小町文塚」があり、参拝すると文章の上達や恋愛成就のご利益があるとされています。
また、薬医門の西側には、小町が朝夕に顔を洗ったと伝えられる「小野化粧井戸」があり女性の参拝者が多いです。
◆拝観料
一 般 大 人 500円
身障者 400円
中学生 300円
団 体 一般 20名以上 450円
◆参拝時間:午前9時〜午後5時(受付終了は午後4時半)
◆住所:〒607-8257 京都府京都市山科区小野御霊町35−44−31
◆アクセス:市営地下鉄小野駅から歩いて6分
べらぼう1話ロケ地田沼屋敷(室内)
総本山智積院(ちしゃくいん)大書院
べらぼう1話地田沼屋敷(室内)は京都の智積院(ちしゃくいん)大書院で撮影されました。
シンプルで広い部屋が武士らしく感じましたが、庭の美しさが秀逸でした。
また、田沼の後ろや壁の絵が豪華で田沼がこの時代にいかに栄華を極めていたのかがわかりました。
智積院(ちしゃくいん)は真言宗智山派の総本山
長承元年(1132)、興教大師覚鑁が高野山に大伝法院を建立し、荒廃した高野山の復興と真言宗教学の振興に尽力しました。
その後、保延6年(1140)に修行の場を根来山に移し、ここを根本道場としました。
鎌倉時代には頼瑜僧正が大伝法院を根来山へ移転し、最盛期には2900もの坊舎と6000人の学僧を擁する大規模な学問の拠点となります。
しかし、天正13年(1585)、豊臣秀吉の軍勢により堂塔が焼失。住職玄宥僧正は高野山に避難し、慶長3年(1598)、京都東山で智積院再興の一歩を踏み出しました。
その後慶長6年(1601)、徳川家康により、東山の豊国神社境内の坊舎と土地が与えられ智積院が再興されました。
とにかく素晴らしい、としか言いようのない景観の大書院
書院に面した庭は国の名勝に指定され千利休好みといわれている庭園です。
書院の戸を全て開けて部屋の中から庭を望むと一枚の絵画のように見えそれを眺めていると時を忘れてしまうほどの美しさです。
岡の上から田沼意次の嫡男(宮沢氷魚)が書院を眺めていたときに奥に見えた襖絵は長谷川久蔵筆桜楓図のうち桜図 の複製です。
本物は国宝であり、宝物館で展示されています。
特にお勧めは紅葉の時期
どの季節に行っても美しい庭園ですが、特に紅葉の季節は圧倒的な美しさです。
京都の紅葉の有名な寺院などに比べると空いているのでゆっくりと拝観できます。
また境内では四季折々の花が楽しめます。
特に金堂の紫陽花は隠れた名所となっています。
すぐには行けないけれど智積院をみたい方には下記から施設を見ることができます。
大書院をVRで360度見る
◆拝観料
宝物殿
一 般500円 中高生300円 小学生200円
名勝庭園
一 般500円 中高生300円 小学生200円
他は無料(大書院、講堂)
◆参拝時間:午前9時 ~ 午後4時30分(最終受付 午後4時)
◆住所:〒605 – 0951京都府京都市東山区東瓦町964番地
◆アクセス:
京都駅から市バス(206・208・86・88)東山一条下車徒歩3分
京阪本線七条駅下車徒歩10分
webサイト:https://chisan.or.jp/
重三郎が田沼の屋敷から烏丸(からまる)と歩いた帰り道
円覚寺
重三郎が烏丸田沼邸から帰りに通った道は鎌倉の円覚寺で撮影されました。
山門から境内を歩いている歌りを軒下から撮影するというちょっと変わったアングルで撮影されていましたね。
また壁のある階段を下っているシーンは円覚寺の松嶺院に向かっていく参道でした。
円覚寺の歴史
円覚寺は、鎌倉幕府第8代執権・北条時宗の庇護のもと、弘安8年(1282年)に創建されました。
鎌倉五山第二位として栄えましたが、北条政権滅亡後は衰退し、火災や災害に見舞われました。
18世紀後半、清拙宗澄の尽力で伽藍が再建され、禅の再興が進みました。
現在も禅の名刹として、坐禅会や法話を通じ多くの人々が訪れています。
◆拝観料
大人500円(高校生以上)
子供 200円(中学生・小学生)
◆参拝時間:
3月~11月 8:30~16:30最終退社時間は17:00
12月~2月 8:30~16:00最終退出時間は16:30
◆住所:〒617-0811 京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
◆アクセス:
東京/横浜から JR北鎌倉駅(JO8またはJS8)から徒歩1分
北鎌倉バス停から徒歩1分
駐車場なし
◆webサイト:http://www.engakuji.or.jp/
写真撮影は許可が必要です。
重三郎が訴え出た奉行所
松竹京都撮影所
南町奉行所は松竹京都撮影所のオープンセットで撮影されました。
ここは必殺仕事人シリーズなどの撮影や数々の映画やドラマに使用されています。
30年以上前は見学ができたのですが火災が起きてからは見学はできなくなりました。
室内スタジオとオープンセットのある設備の整った撮影所です。
オープンセットには奉行所や川にかかる橋、長野、大店のある通りなどがあります。江戸時代だけでなく昭和レトロな街並みもあります。
住所:〒616-8152 京都府京都市右京区太秦堀ケ内町12−9
公式サイト:https://www.shochiku-ks.com/studio/
重三郎が平賀源内と出会った厠(トイレ)のある長屋
ワープステーション江戸
重三郎が愚痴をこぼしていた長屋通りにある井戸と厠はワープステーション江戸で撮影されました。
ワープステーション江戸はつくばみらいにあるオープンセットのある撮影所。
NHKの大河ドラマや朝ドラの撮影にも使用されています。
セット内には江戸時代の建物や大正明治の建物や路面電車が走っています。
残念なことに見学はできません。
NHK 「真田丸」「花燃ゆ」「軍師官兵衛」「とと姉ちゃん」「いだてん」「虎に翼」
民放ドラマ「」「人形佐七捕物帳」「信長協奏曲」「天皇の料理番」「仁」
映画「銀魂」「曇天に笑う」「るろうに剣心」「永遠の0」
人気作品がたくさんありますね。
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