2話では鳩山さんの「優しさ」から優しさとはどういうものなのか?いい人は報われるのか?というテーマを盛り込んだお話でしたね。
下請けの会社との交渉ではIT関連企業らしくカタカナビジネス用語の羅列で意味がさっぱりわかりませんでしたが、皆さんは理解できたのでしょうか?
多分細かい内容はドラマに関係していなくて雰囲気だけわかればいいのかと思ってみていましたが、気になったのでどんな話をしていたのか調べました。
無能の鷹2話カタカナビジネス英語がわからない
後半のカタカタ英語封じのやりとりは秀逸でしたね。
見た目でかなり優秀な「帰国子女」と勝手に勘違いされたツメ子の無駄に発音がいい英語のリピートにタジタジになった外注先の社長が面白かったです。
その横で心の中でツッコミを入れていく鶸田も面白かったし、実はできる子なんだなあと思いました。
これってネタは原作通り。
実写化で面白くなるのかな?と思っていましたが、もともとクスッとできるギャクが魅力なのでいい味は出ていたと思います。
カタカナビジネス英語の意味は分かりましたか?
IT関連の企業に勤務すると飛び交うカタカナ英語。よくわからない言葉が多くですぐググってしまいます。
すごーく昔に「ランダム」と言われて「ガンダム…?」と返した自分はツメ子と大差ないかもしれませんw
鬼頭社長(落合モトキ)が発した言葉
「アベイラブルな時にオルタナティブとしてジャストアイデアでドラスティックなスキームをパラで作ったところステークホルダーにオーソライズされた時のものです」
さて分かりますか?自分はジャストアイデアはわかりましたw
◆アベイラブル
英語の「available」のカタカナ表記 意味は利用可能な、空いている
「アベイラブル」という言葉は、英語の「available(利用可能、空いている)」のカタカナ表記です。
ビジネスの場面では主に、「次のプロジェクトまで少し期間がある状態」「特定のプロジェクトに関わっていない状態」やを言います。
◆オルタナティブ
「オルタナティブ」は、英語の「alternative」が語源で、「代わりの」「代替の」という意味です。
ビジネスでは「代案」や「他の選択肢」を指す際に使われることが多いです。
◆ジャストアイデア
英語では「just an idea」と表記されます。
ジャストアイデアとは、「思いつき」や「ひらめき」のアイデアのことです。
思いつきのアイデアが浮かんできたことを「ジャストアイデア」と言います。
◆ドラスティック
英語の「drastic」に由来します。
「猛烈な」「激烈な」という意味で使用します。ボジティブ
◆スキーム
英語の「scheme」に由来します。
スキームは計画、案などの意味で使います。
ビジネスでは事業の目的を達成するために、計画を立て、その過程に必要な枠組みや仕組みを設計することを指します。
◆パラ
「パラ」とは、「パラレル」の略語です。
パラレルは並行、並列という意味があります。
複数の業務や案件などを同時進行することを指します。
◆ステークホルダー
英語の「stake(掛け金)」「holder(保有する)」が由来です。
企業が経営をする時の利害関係者のことを言います。
例えば、クライアント、従業員、金融機関などのことを言います。
◆オーソライズ
英語の「authorize」を和製英語にしたものです。
「社会的に認められる」「権限がある」という時に使います。
「アベイラブルな時にオルタナティブとしてジャストアイデアでドラスティックなスキームをパラで作ったところステークホルダーにオーソライズされた時のものです」
を日本語にしてみましょう(元から日本語ですが)
「空いている時間に、別の案として思いついたアイデアで大きく変わる仕組みを並行して作成し、関係者から承認を得たときのものです」
となりました。
日本語で言ってもらった方がわかりやすいですよねw
勘違いコントが面白い!もはやアンジャッシュ?
鷹野は全く英語の意味はわかっていません。なので素直にわからないことをリピートしているだけなのですが、なぜか発音だけはネイティブ級w
なので鬼頭も見た目に騙されて帰国子女や海外で仕事をしていたことのある人物と勝手に思い込んでしまいました。
自分がカタカナ英語を使うといちいち疑問系でリピートされタジタジとなる鬼頭。
そりゃそうですよね。自分の発音が変なのかな?もしかしたら意味間違えてる買ってるのかな?と不安になってきますよね。
カタカナ英語を使えば使うほど自信がなくなっていくというわけです。
そしてとうとう日本語で説明をし始めるのですが、鷹野はクールに「ぜひ英語でお続けください」と言います。
(どうしてそう言ったのかは誰にもわからないw)
焦りまくる鬼頭。それで、やりづらいと思いながらもカタカナ英語を使いながら会話を続けます。
なぜシリコンバレーが出てきたのか?
鬼頭は鷹野に「グローバルなビジネス経験をお持ちですか?シリコンバレーとか?」
と聞きました。
シリコンバレーはIT企業・スタートアップの聖地と言われています。Google、Apple、Intel、次世代組ではUVERやair bnbなど世界的成功を収めている企業が密集しています。
なのでシリコンバレーの状況を聞いたのです。
ここから勘違いコントです。
鷹野はシリコンバレーをスポーツのバレーボールと勘違いしてしまいます。
鷹野「ジャンプしたらブロックされますね」と回答します
鬼頭の心の声「出る杭は打たれるってこと?」
つまり鷹野の話を勝手に
シリコンバレーでアップルを使ってルールーを変えさせたと解釈し、自分の会社も利益を搾取されると勘違いします。
この鷹野の発言で外注化の話は一気にお断りの方向に向いてしまいました。
ピンチを救ったのは鶸田のファインプレー
まずいと思った鶸田はカタカナ英語を使ってこの仕事の概要とメリットを説明します。
本日の課題は、すでに始まっている当社クライアントのプロジェクトに、御社にパートナーとして参加いただき、全力で取り組んでいただけるかどうかのご相談です。特に、消費者側のUX(ユーザー体験)分野での豊富な実績を活かし、御社と協力することで相乗効果を狙いたいと考えています。
なお、プロジェクト開始時には鷹野は担当しない予定です。
カタカナ英語連発で何を言っているのかさっぱりでしたが、要約すると上の通りです。言い換えると大して重要なことは言っていませんね。
重要なのは
なお、プロジェクト開始時には鷹野は担当しない予定です。
ここ1点のみなので視聴者も理解する必要はないという意図があるのでしょうね。
鶸田のなお、プロジェクト開始時には鷹野は担当しない予定です。によって鬼頭は
こんなにできる上司をプロジェクトに参加させないと言い切る鶸田のガッツに感心さられ、この話し合いの流れは
鷹野=悪役
鳩山=鷹野を放置することで鶸田を奮い立たせる
鶸田=クライアントを信用させる
とのシナリオがあると勝手に解釈をします。
最初はこのやり方が「ぬるい」と感じた鬼頭ですが、ノートパソコンの壁紙にしている会社発足当時の画像を見て考えます。
「自分はいい人になるのは悪いことだと思って行動していたら仲間が離れていった。でも今なら忘れてしまった何かを取り戻せるのか?」と。
そこに鶸田が
「クライアントによっては、当社はコンサルティングだけを担当し、御社を主な契約先として紹介することもあります。」
と発すると鬼頭が話に乗ってきます。
鬼頭「それって、ほぼアンバサダーのような役割ですよね!」
鶸田「実績として公開できるように交渉することも可能です。予算次第ですが、良い協力関係が築けると思います。」
鬼頭「了解しました。成功させるための最適な方法を取りましょう。」
鶸田「賛成です。」
そしてめでたく両者は契約を結ぶことができたのでした。
ネゴる=交渉する
ニアリーイコール=ほぼ
パジェット=予算
アクリー=賛成
ベストプラクティス サクセスマスト=成功させるための最適な方法を取りましょう。
なんですね。誰か翻訳機を作成してくださいwwww
視聴者置いてきぼりです。
会話の内容が重要なのではなく容姿に影響された勘違いからくるコントとそれによって物事の解決を楽しむドラマなのでまあ、流れさえわかれば問題ないということなのでしょうw
無能の鷹原作漫画を読むならお得!
無能の鷹原作は全8巻。すでに完結しているので続きが気になってモヤモヤはありません。
シンプルでとっても読みやすい!ただし!電車や公共の場で読むのは控えてね。
一人でニヤニヤすると怪しい人と思われますw
初めてのログインでなんと70%OFF!嘘解きレトリックが読める!
立ち読みもあるし、クーポンももらえてお得です!
まとめ
無能の鷹2話のカタカナビジネス英語の解説をしました。
ここまでゴリゴリに使っているビジネスマンはいないと思いますが、ある意味原作者はそういう人をディスっているのかもしれませんね。
だって日本語で言えば簡単でわかりやすいですもん。
そしてまたもや鷹野をできる人だと勘違いされて契約が取れるというミラクルを起こしました。
クスッと笑えるゆる〜いドラマだけど人の見た目って重要なのかな?と考えさせる一面もありますね。
賢い人ほど色々思いを巡らせて鷹野を勘違いしてしまうような気がします。
毎回クライアントの勘違いパターンでいくと飽きられっちゃいそうで心配ですが、3話以降の展開を楽しみにしています。