第九が死蝋化した遺体に絡む事件を捜査することになった第6話。
しかし、それは「掘り起こしてはいけない秘密」でした。
薪は脳スキャンをためらいますが、雪子と青木の要望で実行することに。
その結果、犯人がDVにあっていた子供であるという衝撃の事実が判明します。
さらに、雪子の判断ミスが親友を救えない状況にまで追い込んでしまい…。
この事件の真相とは?薪と雪子の対立の行方は?気になる展開を詳しく解説します!
- 6話で起こった事件の詳細と真相
- 薪がスキャンをためらった理由
- 薪と雪子の対立の背景
- 雪子が「想像力がない」と指摘された意味
- 事件を通じて浮かび上がる登場人物たちの関係性
秘密6話原作ネタバレ!死蝋化した遺体の秘密とは?
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6話で第九は幼児虐待に絡む事件を解明していきます。
予告では掘り返されるべきではなかった死体となっていますがそれは掘り起こしてはいけない秘密という意味です。
薪はそれに気づいたのですが、雪子と青木の要望でMRI操作に踏み切ることになります。
暴いてはいけなかったのは犯人が子供だったこと。
それを判断できなかった雪子の想像力のなさが、必要の無い脳のスキャンを行うことになり親友を救えない状態に追い込んでいくことになります。
事件の真相はどんなものだったのでしょうか?
発見された死蝋化した死体
とある廃団地跡から男性の死蝋化(しろうか)した遺体が発見されます。
雪子の鑑定によると以下のことがわかりました。
死後20年から25年ほど立っている
遺体の傷は背中に一刺しあり、他は下半身を中心に滅多刺しにされていた
雪子は性的異常者の犯行の可能性、犯人がどこかで再犯を犯すかもしれないことを危惧して第九での操作を希望します。
この時点で薪は犯人が子供であることに気づいていてスキャンの必要がないと判断しています。
薪が依頼を断った理由
薪は雪子の依頼をキッパリと断ります。
その理由は以下の通り
20年前の遺体の脳の記憶を見ることは技術的に難しい
重用性、緊急性がない
現在では時効は25年だが事件発生時は時効は15年で本来なら時効になっていた事件であること
少々きつめに雪子に告げます。
同行していた青木はつい薪に「どうしてそんな意地悪…(途中まででいうのを止める)」と言ってしまいます。
すると薪は「この通り青木があなたのために時間外で一人でやると言っていますが、それでよろしいですか?」
と言い残し去っていきます。この仕事は第九の正式な仕事ではないと判断されたので薪の言う通り青木が時間外に行うことになりました。
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薪さんが意地悪で断ったわけじゃないのに…
言い方がアレからそう感じても仕方ないけどさ
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青木は敏感だからなんとなく薪さんが雪子さんに対して冷たいと感じているからなんじゃ?
青木は雪子さんに惚れてるから庇いたくなるってのもあるかもにゃ〜
死体発見場所にあった写真で被害者特定
青木は一人で被害者の脳を見ることになりますが、古い遺体なのでなかなか犯行当時の記憶を見つけることができずにいました。
そんな時に遺体発見現場に過去にあった団地の資料を見つけます。
毎年行われる団地のお祭りの記念写真に遺体にそっくりの人物を見つけ出しました。
その報告を岡部から聞いた薪は
「掘り起こさない方がいい死体もある」
そう呟くのでした。
被害者は雪子の友人の父親だった!
被害者堀江太一(40)
妻千佳子(39)長男 尚(16)その妹 葵(10歳)で団地に住んでいました。
妻は火傷が原因で入院、経過が悪く3ヶ月後病死
その後父親は子育てを理由に仕事を休みがち
団地の家賃も払えない状態で生活は苦しかった
ということがわかりました。
結婚の知らせを伝えにきた葵と雪子に薪が遭遇
雪子の友人の浜田葵が結婚することを知らせに職場を訪ねてきて恋バナに花を咲かせているところに用事のあった薪がやってきます。
葵とも挨拶を交わす薪でしたが、彼女の名前に驚きを隠せませんでした。
葵は遺体となり今青木がスキャンしている脳の持ち主の娘だったからです。
そして一目見て彼女がファンデーションやスカーフで隠しているあざに気づきます。
薪は遠慮なくそれを指摘し結婚は考え直した方がいいと助言したのでした。
雪子が確認しようとすると葵は泣きながら帰ってしまい話は聞けませんでした。
第九で解析した画像に映る犯人は?
雪子が友人に対する薪の非礼に抗議しに第九にきた時に青木が被害者の脳の解析に成功したとの連絡があり、雪子も交えて動画を見ることになりました。
被害者を刺したのは雪子の友人葵だったのです。
彼女は幼い時からの父親の暴力によって苦しめられ、その恐怖が限界に達し耐えきれずに父親を滅多刺しにしたことがわかりました。
次に起きた葵の兄尚の死亡事件
薪は葵が再び罪を犯す可能性を指摘します。
25年前父を殺したのは激しいDVが原因でした。
そして今婚約中の早瀬翔(木田佳介)も葵に暴力を振るっています。
葵の限界を超えた暴力があった時に再び殺人を犯す可能性があると薪は考え葵の住むアパートへ向かいますが、到着した時にはすでに尚が葵の婚約者早瀬によって刺されて死亡した後でした。
早瀬は正当防衛を訴えますが葵は正気を失っていて証言を取ることはできません。
薪の判断で尚の脳がスキャンされることになりました。
事件の真相は?犯人は誰だったのか?
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尚の脳から数々の真相がわかりました。
尚、葵の母親は父の手によって殺された
尚(橋本淳)の母親は事故ではなく父親が熱した油をかけたことで入院し、その後死亡していることがわかりました。
そのことは尚、葵共に強烈なトラウマになりました。
当時16歳だった尚は父親にいつか殺されると思い幼い葵を残して一人家出をしてしまいます。
父を殺したのは妹の葵
尚は家を出て働いて生活が落ち着くと葵を残してきたことに罪の意識と後悔を感じるようになりました。
そして思い切って葵を迎えに自宅に戻ると父親はすでに冷たくなっていて、葵は部屋の隅に座り込んでいました。
尚は父親に対する謝罪や悲しむ気持ちは全く起きませんでしたが、自分が見捨ててしまったことで葵に恐ろしい犯罪をさせてしまったことを後悔しました。
その遺体を埋めたのは兄の尚
尚は妹を守るために父親の遺体を一人で埋めました。それが今回発見された遺体です。
そしてこれからは2度と葵に人を殺させたりしない、という決心をしました。
尚は周りからの信頼も厚く真面目で穏やかな性格でしたが、ただ一つ、葵のことだけにはカッとなり切れること。
葵の婚約者が酒に溺れてまともに働いていないことで何度も説教をして殴っていることもわかります。
その鬱憤晴らしに葵への暴力が激しくなり、殺人の引き金をひいてしまったのです。
尚が妹のアパートを訪ねると妹が婚約者を殺そうとしていた
尚がアパートを訪ねるとまさに葵が早瀬を殺そうとしているところでした。
尚は葵を守るためんらならこの男を殺してもいいと思い婚約者を殺そうとしますが、逆に刺されて死んでしまいます。
この脳の記憶より早瀬の正当防衛が認められました。
葵の心は10歳の少女に戻ってしまって戻ってきませんでした。
秘密6話原作ネタバレ!事件で起こった雪子と薪の対立とは?
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頭がいいのに想像力が無いとはどう言う意味?
雪子は薪に監察医としては優秀。だが想像力が無い。と指摘されます。
それは一体どういう意味だったのでしょうか?
雪子は誰もが認める優秀な監察医です。それは薪も認めています。
けれども事件の背景に潜む人間の心情を読むことが雪子にはできていませんでした。
死漏化した遺体の傷が下半身に集中しているのを見て子供が犯人の可能性があると気づかなかった
友人がDVを受けていることには全く気づけなかったこと
彼女がまた婚約者に同じ目に遭わされていると知っても再犯の可能性に気づけなかったこと
葵が父親を殺したと言っても「まさか」と言える鈍感さ
それを薪は真正面から頭がいいのに想像力が無いと評価したのです。
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薪さんはどうでもいい人には敬語を使うというキャラ!
雪子にここまで言ったのは逆に期待しているからなんじゃないのかな〜
激しく傷ついた雪子のプライド
薪は雪子を攻める手を緩めませんでした。
「あなたは優秀な監察医だがただそれだけだ」とまで言い募ります。
そこで青木は「雪子さんは監察医であって捜査官ではない。そこまでの責任はない」と薪に詰め寄りますが雪子はそれをやめさせます。
雪子はプライドがすごく高い女性です。
自分の意見を他人に代弁してもらうようなバカな女扱いをしないでと泣きながら叫びます。
青木はこの時自分がウイルスで死ぬと分かっていても毅然とした雪子がどりみだしたのは薪の前だったからと気づいたのでした。
事件の裏で薪と雪子のバトル勃発
その後雪子は第九の薪を訪ねてきます。いつもより尚一層冷たあしらう薪に雪子はいらつきます。
「いつも私には敬語なのね」そういうと薪は「もっと親しく見えるようにため口を使えと仰せですか?」と切り返します。
図星を突かれてますます雪子のプライドは傷つき、彼女さ自分の持っている最高の切り札を使うことに。
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気づいてたよ。雪子が人前で「つよし君」と
呼ぶのは私は薪の周りの人間より近しい人間なのよ!という強い顕示欲を感じてたもん
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みんなが恐れ崇める薪さんを下の名前で
しかも君付けで呼べるのは雪子だだ一人だからにゃ〜
雪子の持っている切り札とは
雪子は薪をやり込める切り札を使います。
「あなたが大切にしている人はいつもあなたより私を見るのよ」
意味のわからない表情をする薪にさらに畳み掛けます。
「たとえば克洋君とか」
薪の表情が初めて変わります。雪子はさらに続けます。
「他にもあなたの部下…青木…」
薪は携帯を雪子に投げつけ、その先は言わせませんでした。
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薪も雪子もドSだもん。そりゃ無理ゲーだよ💦
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青木はドMだから、相性ピッたいだにゃ
雪子の歪んだ感情と青木の思い
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雪子は薪が自分のことを恋愛感情を持って見ていないことは最初からわかっていました。そして自分が薪に惹かれている限りは気安く接することがないことも。
雪子のプライドが歪んだ感情になって薪を攻め立てた、そんな出来事でした。
感情をぶつけ合った二人の関係はその後落ち着き穏やかになります。
青木は雪子が薪に惹かれていると知りながら雪子にプロポーズをし、雪子もそれに答えることになります。
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青木は雪子にチューされて血迷ったよねw
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薪さんがなぜあそこまで人を寄せ付けないのかは今度解説したいね。
単に性格が悪いのもあるけど、他にも理由があるんだにゃ〜
秘密6話原作ネタバレ死蝋化した遺体の秘密とは?雪子と薪の対立のわけまとめ
第九が死蝋化した遺体の解明をする第6話。
発見された遺体の脳スキャンから、犯人が被害者の娘・葵であることが判明します。
父の暴力に耐えかねた幼い彼女は、父を滅多刺しにしてしまったのです。
さらに、婚約者からのDVに苦しむ葵が再び罪を犯す可能性を薪は指摘。事件を巡り薪と雪子は激しく対立しますが、その裏には雪子のプライドや薪への複雑な感情も…。
緊迫した展開と登場人物の心理描写が見どころの回となっています。