海のはじまり2話、夏は弥生に水季の妊娠、出産の経緯を正直に話ました。
混乱する弥生でしたが、正直に全てを話してスッキリした夏とは裏腹に弥生はその後トイレに行って涙を流します。
それは一体なぜだったのでしょうか?
その後夏に自分が海の母親になる選択肢を加えてほしいと電話で伝えます。
いったいなぜそう思うことにしたのかその理由について考えてみました。
海のはじまり 弥生が産むことを諦めた理由は?
実は弥生は過去に中絶子供を産むことを諦める、ということを体験していました。
相手が奥さんがいる人で結婚できないのかと思いましたが、結婚指輪はしていなかったので元彼は独身だったものと思われます。
弥生は手術する理由を
「今は仕事を辞められないので困る」
「今後妊娠できないわけじゃない」
「お金は相手が出してくれる」
「父親のいない子供が可哀想」
と母親に説明しています。というかお母さんに相談するんだ〜とびっくりしました。
相手の男性が同意書にサインをするときに弥生が手をぎゅっとしていることからその選択に迷いや後悔があることがわかりました。
お母さんに告げた理由は全部言い訳で本当は産みたかった、でも相手が産んでいいと言ってくれなかった、というのが真相なのでは無いでしょうか?
きっと相手が産んでくれと言ってくれたなら弥生は産んでいたと思います。
そんな過去があったからこそ夏との会話でこの時のことを深く後悔したのでしょう。
夏は弥生に水季の手術に同意したことを正直に打ち明けました。
自分が水季の妊娠を知っていたこと。同意書にサインをしたこと。
「(水季の子供が生きていて)正直ホッとした 生きててくれたんだなって ずっと自分が命を奪ったと思っていたから」
命を奪ったたなんてことは…と否定しようとする弥生に
「あるよ」と言葉を遮る夏。
「その頃まだ20歳とかでしょう?そう言いう選択すること珍しくないし、悪いことじゃ無いと思うよ」
この時いつもゆっくり話す弥生が急に早口になりました。きっと弥生の中には今でも赤ちゃんの命を自分が奪った、という罪悪感はあり、
夏を弁護するようだったけど実は自分に対しての言い訳として言い聞かせてきたのでしょう。
それを夏に真っ直ぐに夏に否定されたわけですよね。
弥生の過去を知らないとはいえ夏の言葉は弥生の心に突き刺さったのではないでしょうか。
そして今も後悔し続けている自分がいるからこそ
「よかったよ。ずっと罪悪感抱えているより」
と夏に言ったのでしょう。
弥生が海の母親になってもいいと決めた理由
自分がまだ子供を産める年齢(30歳)なのに他の女性が産んだ子を育てると決めるには相当の覚悟が必要です。
弥生はなぜ海の母親になってもいいと決めたのでしょうか?
過去の自分のしたことの罪悪感から
今回は弥生が子供をおろしたことがあることがわかりました。
ファッションや雰囲気で今よりかなり前の出来事なのでしょう。
彼女は一人で病院に行っってその子を供養しています。
毎年きちんとお参りしているのでしょう。最初位牌だけだった棚にはお菓子やおもちゃが複数供えられてました。
この行動から見て弥生には相当の後悔と罪悪感があったことと推測します。
そのことから同じようなことがあったのに産む選択をした水季の子供を育ててもいいと思ったのではないでしょうか?
自分の子供と海が同じ年だから
弥生の過去の回想のカルテを見ると最終月経が2016年10月6日となっていました。
2016年というと今から8年前、しかも10月が最終月経だったとすると妊娠しているとわかったのは11月下旬だと想像できます。
ということは弥生の妊娠発覚時期は水季の妊娠と同じ時期だったのではないでしょうか?
それもあって何かの縁を感じて水季の子供を育ててもいいと思ったのでかもしれません。
夏のことが好きだから
もちろんこれが大前提でしょう。
夏の曖昧さも、不器用さも、正直なところも弥生は好きなんだと思います。
また今回の事で夏の人間性に今まで以上に惹かれたのは無いでしょうか?
今、海のことで悩んでいる夏がどのように決めたとしてもそれを尊重して共に生きていきたい、と思っているのでは?
弥生ならたとえ夏が海とは暮らさない、と決めたとしても何も言わずに寄り添ってくれそうな気がします。
まとめ
海のはじまり2話を見て、弥生がトイレで泣いたわけは自分が数年前におろしていたことを夏の真っ直ぐな言葉に思い出し、後悔や罪悪感に苛まれたからでは無いでしょうか?
また海の母親になってもいいと思った理由は
過去の自分のしたことの罪悪感から、自分が失った子供と海が同じ年だから、夏のことが好きだからだと思います。
第3話はこの弥生が多方位から責めれらるみたいですね。心穏やかで見れそうに無いですが物語がどう進んでいくのか見守っていきたいです。