嘘解きレトリックも最終回となりますね。
さて最終回はどんな事件が起こるのでしょうか?
この記事では最終話の原作のネタバレをまとめています。
嘘解きレトリック最終回原作ネタバレ!麗子の家出理由は?鹿乃子の左右馬への恋心が!
原作コミック第8巻、38話の終盤に麗子が登場し40話までこのエピソードは続きます。
ある日祝探偵事務所に洋装の若い女性が訪ねてきます。
お金も行くあてもなくて困っていたら探偵事務所の大屋に声をかけられ行くところがなかったらしばらくそこにいてもいいと言われたとその女性は説明しました。
大屋からの手紙には彼女がとても思い詰めた様子だったのでひとりにさせるのは心配なので置いてやってください
溜まっていた家賃なしにしてあげるからと書いてありました。
その一文でごねていた左右馬も彼女を泊めるとにします。
鹿乃子は祝事務所に彼女を泊めることになんとなく今まで感じたことのない不安を感じます。
青木麗子の言葉は嘘だらけ?
彼女は「青木麗子」と名乗りますが、それは嘘でした。
そればかりではなく家族のことも、仕事のことも何もかも嘘。
そんな麗子の態度は嘘を見抜けないくら田の女将にも伝わり、彼女の食事代はツケにさせてもらうと左右馬たちに言い放ちます。
それは困るとなんでもしますとお願いする左右馬たちにヨシ江は栗の皮を剥くのを手伝ってもらうことにします。
このままだとツケが増えてしまうからと早く彼女を追い出したい左右馬は麗子が偽名を使っていることをはっきりと問いただします。
すると麗子は嘘をついていることを隠そうともせずに「本当の私は誰にも秘密なのよ」とこともなげに答えるのでした。
麗子が家出をしたのは好きな人が結婚するから?
鹿乃子は麗子に本当のことを話して左右馬に助けてもらうように説得をしますが、左右馬に対する恋心を見抜かれてしまいます。
助手として左右馬を助けたいと言う鹿乃子に麗子は問いかけます。
「左右馬先生が結婚したらどうする?」
左右馬が結婚しても助手を務めると言う鹿乃子の話を聞いて「私もそう思っていたんだけどね」と話す麗子の言葉は嘘ではありませんでした。
どうやら好きな人が他の人結婚してしまうから家出をしたのかもしれないと鹿乃子は推測します。
ヒントはすずらんの手袋!
次の日栗の皮剥きをした麗子ですが、その時に皮を置いていた新聞が一枚減っていることに左右馬は気づきます。
それを指摘すると減っていないと言う麗子ですが、それは嘘でした。
そこで左右馬と鹿乃子は図書館へ失くなった新聞の内容を探しに出かけます。
左右馬は減っていた紙面に気になる尋人の記事を見つけました。
それは蘭子という人物が鈴乃という人物に連絡を欲しいと書かれたものでした。
左右馬は麗子がすずらんの刺繍をした手袋を持っていたのを思い出したします。
左右馬と鹿乃子は新聞社に連絡をとって広告主である槙原鈴乃という女性に会うことになります。
麗子と鈴乃の関係は?
青木麗子の正体は明石蘭子であることが確認できました。
蘭子は12歳の時に身寄りをなくし鈴乃の家に奉公にやってきました。
体の弱い鈴乃は学校にも行けず家で過ごすことが多かったので二人はすぐに仲良くなり鈴乃と蘭子で二人で「すずらん」だね。と言い、姉妹であり親友として過ごしていたのです。
鈴乃には鈴村柾という家庭教師がいて槙原邸を度々訪れていました。
蘭子は二人の勉強を見ているだけど色々な事を覚えてしまうほど頭のよい娘でそのうち彼の洋装店を手伝うようになりました。
彼女は帳簿付けも仕事も接客も何もかもこなし柾は彼女がいなくては困るほど助けてもらっていたのです。
それが突然10日前に姿を消してしまったのでした。
麗子が姿を消した本当の理由とは?
なぜ蘭子は二人の前から姿を消したのでしょうか?
鈴乃は1ヶ月前に柾と自分の結婚が決まり、蘭子が柾を好きだったので姿を消したと思っていたのです。
鈴乃に左右馬は尋ねます。
「二人の結婚が決まって姿を消した蘭子にを探し出してどうするつもりなのか?」
鈴乃は蘭子を苦しめるくらいなら結婚を取りやめると言ったのです。
左右馬は蘭子のいどころは教えずに彼女を探す依頼を受けることにします。
蘭子の本心はどこに?
事務所に帰ると蘭子がお腹をすかして二人を待っていました。
左右馬は今日見聞きしたことを蘭子に全て話します。
生い立ちから洋装店に勤めていたこと。そして鈴乃と柾が結婚するので家出をしたこと。
鹿乃子は以前に蘭子から聞いた「結婚してしまう人」は柾なのでは?と尋ねます。
「女中上がりの私では柾様とは釣り合わない」「探偵ってすごいのね。全部バレちゃった」と答える蘭子でしたが、それは嘘なのでした。
つまり蘭子は
蘭子と柾との結婚が原因で家出をした→本当
女中上がりの私では柾様とは釣り合わない→嘘
全部バレちゃった→嘘
つまりは誰かの結婚が原因の家出だけど相手は柾ではない。鹿乃子は柾と推測したけれど自分の本当に好きな人はまあだバレていない。ということだったんですね。
麗子が好きだったのは…
すずらんが大きなヒントです。
もうわかりましたよね。
蘭子は鈴乃のことが好きだったのです。
二人が幸せな結婚をすることを心から願っていたのに、実際結婚が決まった時に喜べない自分がいる事に蘭子は気づいてしまいました。
それは柾に嫉妬したということではありません。
「世界で一番二人の幸せを願っているのは自分」と思っていたのに実際には嘘でしか「おめでとう」が言えなかったこと。これから自分が心にもない嘘を鈴乃につき続けるのが辛い。そういう理由だったのです。
蘭子の嘘の結末は?
蘭子は鈴乃の元へ帰ることにします。もちろん鈴乃への思いには蓋をしてです。
左右馬の「あなたが嘘をついたのは鈴乃さんの幸せを心からいわえないだけではなく、それでも幸せを願いたいからでは?(意訳)」という言葉でした。
そして蘭子は鈴乃に「心を込めて嘘をつく」ことにするのです。
そしていつか心から鈴乃の幸せを喜べるように自分も幸せになることを決心するのでした。
鹿乃子が左右馬への恋心に気づく
蘭子に「祝先生が結婚したらどうする」と聞かれた鹿乃子はそれでも自分は助手として左右馬を助けていくと答えます。
けれどもその夜左右馬が結婚する夢を見てしまいます。その後、なんとも言えない気持ちになるんですね。
でもその時はまだ助手として先生を助けていくという気持ちに嘘はありませんでした。
蘭子は去り際に鹿乃子に「(左右馬とのこと)頑張ってね」と声をかけます。慌てて「私は助手として」と否定した鹿乃子ですが、それが「嘘」だと自分で聞き分けてしまいます。
そうです。助手として一緒にいたいなどどは思っていなかったのです。
思わず自分の言葉が嘘だとわかって鹿乃子は左右馬への思いを自覚するのでした。
嘘解きレトリック最終回原作ネタバレ!麗子の家出理由は?鹿乃子の左右馬への恋心が!まとめ
原作ではこのエピソードで鹿乃子の左右馬に対する気持ちが一気に高まるのですが、ドラマはなんとも中途半端なエピソードで終わるなぁという感じです。
鹿乃子の嘘を聞き分ける能力に気づいた史郎の伏線はどうなった?鹿乃子の恋の結末は?
めっちゃ中途半端。フラストレーションがたまる〜〜〜
最終話だから原作とは変えて恋の結末はしっかり描いていくのでしょうか?
実は原作ではこの後鹿乃子が史郎に誘拐され左右馬が鹿乃子への気持ちを強く意識するエピソードがきます。
なのでここで終わるということはやはり続編か映画化、スペシャルドラマがあるのではないでしょうか?
最終回で何か発表があるかもしれないので楽しみにしています。
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